世界モーターサイクルミュージアム
世界の希少なオートバイの数々。
聞いた事のないメーカー。名前は聞いた事があっても見た事がなかった車両。たった1台の記念マシン。
ビンテージバイクに詳しくない自分でも、「なんだか凄そう」というのは感じ取れます。
そんなバイクが130台以上も展示されています。
これらのほとんどが大河原館長が50年かけて集めたコレクションなのです。
「いつかこのコレクションをミュージアムとして展示したい」と常々思っていたそうです。
ヨーロッパにはこのようなミュージアムがいくつかあって、歴史的なオートバイがしっかり保存されているらしい。
「日本のバイク文化がヨーロッパに一歩近づいた。」
オープニング式典の時に、元GPライダーの八代俊二さんが語られた言葉です。
歌舞伎の町
小鹿野町は「歌舞伎の町」でもあります。
小鹿野と歌舞伎は歴史が深く、小鹿野歌舞伎(小鹿野町HP)によると二百数十年前の江戸時代からとのこと。
町のいたる所で歌舞伎の町であることがわかります。
小鹿野歌舞伎のページより
昭和46年より始まった郷土芸能祭を始め、町内の常設舞台や掛け舞台、祭り屋台(山車)で年間8回定期的に上演されています。最近では、子供歌舞伎、若手 歌舞伎、女歌舞伎に加えて町民参加型の「入門教室」も活躍し、後継者への受け継ぎも盛んで「町じゅうが役者」といわれています。
「町じゅうが役者」ってすごいですね。
まだ見た事ないので、一度は見ておかないといけませんね。
「クアパレスおがの」から「バイクの森おがの・般若の湯」へ
町営の日帰り温泉「クアパレスおがの」は2008年12月に閉館。
2009年5月より世界モーターサイクルミュージアム「バイクの森おがの」と露天風呂付き日帰り温泉「般若の湯」に生まれ変わりました。
「クアパレスおがの」時代の水着で入れるクアゾーンは廃止されましたが、内湯と露天風呂で営業再開。
ここの温泉は肌に良いお湯として名高く、「美人の湯」関東ナンバーワンに選ばれた事もあるそうです。
そして2階と3階が、世界の希少なオートバイを集めた「世界モーターサイクルミュージアム」の展示場になりました。
まだまだGoogle Mapをはじめ、ネット上には「クアパレスおがの」の情報がたくさん残っていますが、そんなわけで日帰り温泉は現在は「バイクの森おがの・般若の湯」として再スタートしています。
小鹿野名物「わらじカツ丼」
小鹿野名物「わらじカツ丼」ってどんなの?
リンク先にある安田屋さんが元祖らしいです。
わらじのような大きなカツが、わらじのように2枚。
一般的な卵とじカツ丼ではなく、甘辛のタレカツ丼。
なにより、肉が脂っこくないし、柔らかくてうまい!
*GoogleやYahoo!などで検索してみて下さい。
いろいろ出てきますよ。
・わらじカツ丼マップ(PDF)(西秩父商工会:平成19年のもの)
・わらじカツ丼 安田屋 小鹿野(Welcome to Chichibu!)
で、いつ頃から話題になってきたのか探してみると・・・
・小鹿野町でわらじカツ丼を食す(セングレンドとの旅:2003年5月で既にツーリング雑誌等で話題になっているようですね。)
・2000年度 冬の秩父ツーリング(ダー岩井のツーリング写真館:さらに前の2001年3月、ツーリングマップルには既に掲載されていた!)
・秩父ツーレポ(ロードスターズ:2000年12月時点でも)
ライダーの間に広まったのは、ツーリングマップルで紹介されたのがきっかけなのは間違いなさそう。
それがいつから掲載されたのだろうか??
2000年秋には載っていた事は間違いない。
どなたか情報をお持ちの方、お知らせ下さい。
*
さてさて、町内には「わらじカツ丼」ののぼりを出しているお店がいくつもあります。
それぞれのお店で、少しずつ工夫されてたりするので、いろんなお店に行ってみてください。
小鹿野町の「オートバイによるまちおこし事業」のはじまり
私は埼玉(与野・浦和)育ちなので、小鹿野という地名だけは知ってました。
高校野球が好きだったから、小鹿野高校のおかげで知っていたのかもしれません。
でも、どんなところなのかはほとんど知りませんでしたね。遠足や自転車ツーリングで秩父方面にも行っていたのに。
そんな小鹿野町がオートバイで町おこしをやろうとしているのを知ったのは、今から2年前の2007年、トライアルマガジン自然山通信の西巻さんのブログ記事でした。
小鹿野町を通る国道299号線。入間・飯能から秩父を抜けて、小鹿野を通って、群馬県上野村に繋がる道なんですが、自分も何年か前に長野方面にツーリングに行く時に通りました。まさに通っただけ。通過です。
それがある時から、ライダーの間で小鹿野の「わらじカツ丼」がネットや口コミで広まった。
わらじカツ丼を食べに小鹿野に立ち寄るライダーが増えたらしいんですね。それまでは通過するだけだったのが。
それに注目した町が、ライダーを呼べる町にできないか?ってことになって、この「オートバイによるまちおこし事業」が産声を上げたということです。
きっかけは「わらじカツ丼」と「ライダー」。無理矢理じゃないところもなんかいいじゃない?
スタートします
「オートバイによるまちおこし」という、珍しくそしてライダーにとってはとてもありがたい自治体、それが埼玉県秩父郡小鹿野町。
そしてその小鹿野町に2009年5月に世界モーターサイクルミュージアム「バイクの森おがの」ができました。
ご縁がありまして、その「バイクの森おがの」のホームページを担当させていただくことになりました。
仕事としてだけではなく、ちょっとでも「バイクによる町おこし」に協力したいということで、小鹿野町出身でも在住でもないのですが、「バイクの森おがの」と「小鹿野町」を紹介しようと思い立って作りました。
このブログをどのように展開して行くか、少しは腹づもりはありますが、ほどよく成り行きにまかせてやっていきたいと思います。
よろしくお願い致します。